写真の露出は、絞りとシャッタースピード、そしてISO感度で決まります。
絞りもシャッタースピードも光の量を調整するもので、両方の調整が適切でないと写真は露出オーバーになったり露出アンダーになったりします。
またISO感度は、どのくらいの光の量を与えれば適正露出になるかを表し、ISO感度が高くなれば(数字が大きくなれば)少ない光量で適正露出が得られ、低くなれば(数字が小さくなれば)多くの光量が必要となります。
つまり、このISO感度にあわせて、絞りとシャッタースピードを調節していくことが露出コントロールの基本となります。ちなみに、露出の違い・変化は「段」または「EV」という単位で表され、光量が2倍、もしくは1/2倍になることを1段(1EV)の変化と言います。
・適正露出とは?
適正露出とは撮影者が「どんな表現をしたいか」で大きく変わってきます。適正露出を決める際は、自分がどのような表現をしたいのかを考えて下さい。これは適正露出を決める上でとても大切なことであり、そのイメージが決まりさえすれば、同時に適正露出も定まるでしょう。