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 シャッタースピードとはシャッターが切れる速さの事で、ファインダーや液晶画面に「1/250」という感じで表示されています。
この場合は1/250秒でシャッターが切れることを意味します。
シャッタースピードを意図的に変えることにより、動いている被写体に動感を出したり、逆に被写体の動きを止めたりするというような事もできます。




上の写真のように、シャッタースピードを速くすると止まったように写り、逆にシャッタースピードを遅くすると流れを感じさせる描写になります。
シャッタースピードに適正値はありません。好みのシャッタースピードを選べばよいのです。また、被写体の動く速さによりシャッタースピードも変わってきますので、色々なシャッタースピードで撮影してみて、よりイメージに合った写真を撮影してみましょう。シャッタースピードを意図的に変えて写す場合は、シャッタースピード優先モードが便利ですが、シャッタースピードを速くするためには絞りが開き、逆に遅くするには絞りが絞られる為、被写界深度(ピントの合う深さ)が変わることに注意してください。

■暗いところで速いシャッタースピードを得るには?
曇りの日や暗いところでは、光量が少なく速いシャッタースピードが得られにくくなります。
この場合は、ストロボを使うと速いシャッタースピードが得られますが、背景は暗くなってしまいます。
しかし、ストロボの光が届く範囲には限界があり、遠くの被写体には効果がありません。説明書にストロボの光が届く範囲、またはガイドナンバーが書いてありますので確認して下さい。また、マニュアルでストロボ光を設定できる場合は、ストロボ光の計算方法を参考にして下さい。
ストロボを使わずに暗いところで速いシャッタースピードを得るには、ISO感度を上げて、絞りを開放(一番小さいF値)に設定して下さい。
その場の明るさにもよりますがISO感度は400〜800にすると、かなり速いシャッタースピードが得られます。しかし、基本的にISO感度を上げるとノイズが増えて、くすんだ写真になってしまいます。事前に、どのISO感度までが実用となるか確認しておきましょう。

■明るいところでシャッタースピードを遅くするには?
ISO感度を低く設定したり、絞りを絞れば明るいところでもシャッタースピードは遅くできます。 しかし、絞りを絞れば被写界深度(ピントの合う範囲)が深くなりますので、背景をぼかしたい場合には不向きと言えます。そこで絞りをあまり絞らずにシャッタースピードを遅くするには、NDフィルターを使用すると良いでしょう。

■手ブレしにくいシャッタースピードは?
手ブレを起こしにくいシャッタースピードは、焦点距離分の1と言われています。
例えば100ミリ域で撮影する場合は1/125〜1/90秒を目安にするといいでしょう。最近、手ぶれ補正機能が搭載されている機種が増えてきましたが、しっかりと安定したカメラの構え方が重要なことはもちろん、1/4秒などのスローシャッターでは三脚が必須ですから、手ぶれ補正機能への過信は禁物です。



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